202011302047 先週の三連休で北陸旅行に行った。一日目は敦賀のB級グルメ、ヨーロッパ軒のソースかつ丼を食べた。僕はパリ丼というメンチカツみたいな品を頼んだが、カツから髪の毛が出てきたためほとんど残した。 そもそもまずかった上に米の量が多く、気持ち悪くなってしまった。周りはまあ食べれないことはないという感じだったので、髪の毛入ってるとは言わなかったが。 家族連れとかで来ている地元民らしき人々もいたが、おくだが敦賀にあればすぐ潰れるだろうに。値段も結構高かった。丼単品でも1000円くらいする。B級だかなんだか知らんが地方の調子乗った定食屋という評価。 トイレがスキー場みたいとSは言っていた。一日目はそのまま石川に入り加賀の片山津温泉に入った。”総湯”という一番有名そうなところに行ったが、外観はほぼ美術館。料金は町の銭湯と同じくらいだった。 外観の割に湯はしょぼかった。一種類しかないし、狭い。眺めもとってつけたかのような庭?的なもの。泉質は悪くなかったと思う。出てから気づいたことだが、この施設は湖(潟)に面しており、昼なら眺めが良さそうである。 全く土地の無駄使いだ、との意見で全会一致した。帰り道に足湯があったのでそこで今後の予定を立て、海岸で料理を含むキャンプをすることにした。 本当はキャンプ場を予約する予定であったが当日まで何も決めずに来たので予約できなかったのである。あまりにも無計画な旅行というのも大学生の内しかやることはないだろうなと思う。 結局鍋の食材と薪を買って橋立海水浴場というところに来た。近くのSAの明かり以外はほぼなかったので焚火が楽しかった。鍋と焼き芋をした。どちらも大変おいしかった。 外で食べると何割り増しかで美味くなる。夜はテントで寝たが、寒すぎで朝方起きた。結局車に戻って日が出るまで待機してから再びテントで寝た。気温さえあれば空気は良いし、波の音も心地よく最高の環境だった。 その日は昼頃に金沢入りしてカレー食べて、甘味処行って、寿司も食べて最高だった。ただ、21世紀美術館は長蛇の列で入れなかった。三連休の中日だし当然ではあるが、コロナ対策もあってないようなものだった。 3年前も年末に美術館に行って空いてなかった。いつか入ってみたいとは思うが、いつになるやら。夜の寿司は本来佐野のおすすめの寿司屋に行く予定だったが、この二年ほどの間にパン屋に居抜きされていた。 偶然にも京都のパン屋チェーン店と同名の看板を掲げた店であった。何やら因縁を感じながら、雨に打たれて全員意気消沈していると、とりあえず銭湯に行こうとの声。重い雰囲気を誤魔化し湯に浸かる。調べると近くに個人経営のそこそこ評価の高い寿司屋。 そこに凸したが、完全に地元民御用達の店だったようで、学生の集団が入ってきてちょっとびっくりしていた。渡されたメニューにはセットが3種類あるだけで不安感が漂っていたが、とりあえず3000円のセットと日本酒を4号頼んだ。 日本酒は何があるか聞いたらよく分からんとバイトらしきお姉さんに言われて適当にひやでくれと言ったら結構美味しいのが出てきた。まあ、名前は結局分からないんだけど。 満足して車に戻った。今日は車中泊なりネカフェなり個人で好きなように寝るという話になった。しばらくしてから、Yがピンサロに行くというので、残りのメンツは飲みに行った。 地方だから閉まる時間も早くチェーンの居酒屋しかなかったので入ったが、若者がバカ騒ぎしていて大変に不愉快な気持ちになった。少し飲んですぐ帰った。 ピンサロの方は変な嬢に当たったらしく、面白い話を聞かせてもらった。三日目は帰路の途中で恐竜博物館に行った。ここはすごく面白かった。展示も一日では見切れないほど多かったし、恐竜の化石というのはかっこいいし見ていて楽しい。 結局3時間ほどいたがみんな大満足だった。帰りも何の問題もなかった。ボヘハに帰ってエイヒレとへしこで飲んで楽しい三連休はお開きとなった。 印象的だったのは、二日目の朝の海岸の透明な景色、銭湯で背中を流す親子、居酒屋の地元のチンピラ崩れの若者、三日目の博物館の家族連れだろう。知らない町の知らない人にも生活がある。それを見に行くのが旅行の楽しみだと改めて思った。 ほぼ一年ぶりの旅行だったのでとても楽しかった。 話は今週に移る。明後日ゼミで文献紹介するのでこの週末は原稿作りに必死になっていた。そのせいで段々生活リズムがくるってきて今は完全に昼夜逆転している。不思議なもので、日の光のない生活に慣れてくると日を浴びるのが億劫になる。 今日の朝大学から家に戻るときすごくつらかった。早く日陰で眠りたいと思った。こんな風に思うことはこれまでもあったはずだが、今日はその思いがかなり鮮明に頭を支配した。 調子が悪くなってきているのかもしれない。とりあえず早くゼミの発表を済ませて楽になりたい。
記録一覧