記録

20210523

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 また更新をサボってしまった。前回更新から生活は一変してかなり忙しくしている。研究室が宇治の方になったので、基本的に毎日バスか電車で片道一時間弱かけて通っている。久々に社会の一員として生きている感じがして個人的には気に入っている。 研究室は優秀な人もそこそこいて教員らも良い人だった。研究室には日本人、中国人、インド人、モンゴル人と多国籍になっている。日本語が通じる人もいれば全く分からない人もいるので今後は英語が標準になっていくのだろうと思う。 大学院といってもまだ修士課程なので授業は普通にある。なので、まだ本格的に研究は始まっておらず、論文読むか、基本的な実験手順を教わる、課題をするといったことが生活の中心になっている。 別に退屈なことはない。分からないことも多いし、個人的に知りたいことも多くある。ちなみに授業はオンラインになってしまってやや気持ち的にダレている。やはり対面の方が集中できると思う。 オンラインの利点というのは授業資料がサーバーに上がることくらいである。それすらしない怠慢教員もいるが。 大学院は基本的に少人数の授業なのでオンラインだとカメラをオンにするように言われる。これが非常に厄介で、他の人間から顔を観られていると思うと変に緊張して授業に集中できなくなるのだ。  ボヘの方の活動にはあまり参加しなくなった。単に忙しいというのもあるが、ある意味で興味を失いつつあるのかなと思う。 別におかしな話では無くて、多くのボヘミアンは卒業してボヘミアンの活動から離れていくものだから、健全な心の変動な気がしている。 それでも寂しいとは思うが、暫くボヘハにも住んでいるし、その間はなるべく新入生と交流して彼らに定着してもらえるように働くのが最後の仕事か。 四月はこういった心境の変化もあってやや考え込んでいた。そこにはSが映画の撮影以後来なくなったことも大きく影響していた。 何故彼は来なくなったのだろう。彼とは連絡が付かないので正確なことは分からないが、先ほどのボヘミアン離れということで説明できる気がする。 結局彼も僕と同じ様にボヘミアンに飽きてしまったのであろう。飽きるまでの時間が違っただけで、Sあるいはボヘミアンのどちらかに問題があったという話ではないと思う。 本当にこの数か月多くものを得て、失った。忘れ難い春になった。

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