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この三か月は非常に楽しいものだった。好きだと思った、面白いと思った物のために全力を尽くして追いかけることができた。こんなに幸せなことがあるだろうか。一方で、このまま夢ついえた状態で終わっていいのだろうか。という思いもある。しかし、執着はいずれ狂気に変わる。ウェルテルは究極の美を目の前にしてもはや忘れることができなくなってしまった。それは幸せなことでありながら狂気への入口に踏み入れることと何ら変わりない。私はどうだろう。どうやって希望をつかめばいいのだろう。美しいと思った映画のことを忘れることができるのだろうか。今は何も考えられない。どうしよう。来年からどうやって生きていこう。ウェルテルは死を選んだ。私は死を選ばずに生き延びることができようか。